皆さんこんな経験ありませんか?
何から勉強しようかを調べた結果、テクニカル分析を学ぶべきと考え勉強しテクニカル分析を学び実践します。実践している時にテクニカル分析立てた予想に反して激しく逆行する。 なぜ?テクニカル分析的には合っているのに…
僕も実際にそんな経験で何度も泣きました。
ここで影響してきているのが今回解説するファンダメンタルズです。
・ファンダメンタルズ分析とは何か
・経済指標、金融政策、要人発言とは何か
・ファンダメンタルズ分析のメリット、デメリット
・まとめ
ファンダメンタルズとは?
国や企業の経済活動状況を示す基礎的な要因のことで「経済の基礎的諸条件」と訳されています。 基礎的条件とはどういうことかというと、国際経済を安定させたり一国の経済状態を判断したりする為の条件のことを言います。
これらを用いて分析していくのがファンダメンタルズ分析です。
具体的には
・国経済状況や政治動向などを元に為替相場を予想する。
・国や企業などの経済状態などを表す指標のこと。
国や地域の場合、経済成長率、物価上昇率、財政収支などがこれにあたり企業の場合は売上高や利益といった業績や投資、負債などの財務状況があげられます。
ポイント
・ファンダメンタルの内容はすぐに市場価格の上下に影響しないものが多いが、国や企業の経営の状況を知る上の重要な指標となっている。特に中長期の運用を考える人にとってはポイントとなる指標と言える。
・市場価格ばかりでなく、本質的な価値もみすえて検討する。
注目すべきファンダメンタルズ
・経済指標…雇用統計、GDP・小売売上高、PPI・CPI、住宅、生産、貿易収支
・金融政策…各国の中央銀行等の金融当局が経済成長や物価の安定などの目的を達成する為に行う政策のこと。政策金利の調整や国籍などの購入により通貨の供給量などがある。
・要人発言…国の経済政策を担う政府高官や高級官僚、金融政策を担う中央銀行の総裁や財務大臣、その関係者などの発言を指す。この発言により現状や今後の見通しがある程度明らかになる。
GDP(Gross Domestic Product)…国内総生産。1年間など、一定期間内に国内で産出された付加価値の総額で、国の経済活動状況を示す。
PPI(Producer Price Index)…生産者物価指数。米国の労働省が、米国内の製造業者の販売価格を約1万 品目について調査し、発表するものである。
CPI(Consumer Price Index)…消費者物価指数。消費者が購入する各種の消費やサービスの小売価格の変動を調査・算出したもの。

何だか難しいことばっかり出てくるね。

そうなんです。
経済指標はここまでで説明したのは特に影響力があるもので、
この他にも選挙の結果や政策の変更、戦争、内乱、テロ事件
列車や航空機などの大事故、自然災害、大手企業のM&Aなどの
世の中のあらゆる経済に関わってくることも対象になってきます。

日頃ニュースや新聞で経済のことを見てないと理解出来なさそう…
私社会の勉強苦手だったしw

確かに経済のことに詳しくないと苦手意識が勝ってしまいますね。
実際にファンダメンタルズを勉強せずテクニカル分析のみでチャートを分析してい
る人も少なくないですよ。
では一度実際に経済指標でどのようにチャートが動いているか覗いてみましょう。
雇用統計

これは雇用統計発表時のチャートです。ピンクの丸の中に注目してください。 15分足1本で約1円上昇しています。

うわwすごいチャートが動いている。こんなに影響するんだ。

みての通り、ファンダメンタルズは場合によってはこんなにも影響力があります。
しかし、テクニカル分析だけではこの大きな動きは予想できません。
今後ファンダメンタルズを勉強するかどうかは今から解説するメリット、デメリット
を参考にしましょう。
ファンダメンタルズ分析のメリット、デメリット
メリット
・長期的な投資の際の判断材料となる。 ・他の投資家と差をつけ有利になれる。 ・小さい動きのチャートだけでなく、大きな動きのチャートを読み取ることができる。 ・過大評価なのか、過小評価なのかが判断できる。 ・政治、経済、金融についての幅広い知識をつけることができる。
デメリット
・勉強が大変。日常的に本や新聞を読む、テレビ、スマホ等でニュースを見て勉強しないといけない。 ・難しい内容が多く、覚えるのが大変。 ・短期的なトレードでは使えない。 ・個人投資家は機関投資家に比べ情報量の差が大きく、情報格差が起きやすい。 ・勉強、実践をし、利益を得るまでに時間がかかる。

メリット、デメリットを聞いてますます迷うな…どうしよう…

このメリット、デメリットを踏まえて自分に合っているかを判断しましょう。
中にはファンダメンタルズ分析は必要ないという意見もあり賛否両論です。
これは実際に私がどちらにするか決めた方法です。
自分の性格と向き合い、まずは短期トレードにするか長期トレードにするかを決める。
そのどちらにするかを先に決めると自ずと必要かどうかは決まってきます。
参考にしてみてください。

なるほど。私の性格か…自分の性格を分析してじっくり考えてみようかな。
まとめ
ここではファンダメンタルズ分析が何かを解説しました。ファンダメンタルズ分析をしていくには政治、経済、金利政策を勉強する必要があります。また、それに合わせテクニカル分析の勉強も必要です。 知識を増やすことで、トレードの根拠がさらに増え勝率アップにつながると思います。その反面覚えることが 多いことや時間がかかることが学ぶことに壁を作ってしまいます。 冒頭でお話ししたファンダメンタルズ分析を知らなかったが為に泣いた経験がある私ですが、現在は短期トレードを中心に行っており、ファンダメンタルズがある時はトレードしないことを徹底しています。なのでファンダメンタルズ分析については、その日にどんな経済指標があるかを把握している程度で、深く勉強しませんでした。これはあくまで私が選択した結果です。 このようにトレーダーは必ずしも勉強をしているというわけではなく、賛否両論あるのでこの記事を参考に 自分に合ったスタイルを見つけましょう。
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