初心者必見!江戸時代で生まれた奥義

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アイキャッチの人物誰!?
初心者の方はこの記事を開く前にそう思った方が多いのではありませんか?
この人物は本間宗久という方です。さてこれは誰か。ここでは3本のローソク足の組み合わせについて解説していこうと思います。そこに大きく関わっている人物です。それでは早速解説していきます。

この記事でわかること

・本間宗久とは誰か

・酒田五法とは

・三山(さんぜん)三川(さんせん)三空(さんくう)三兵(さんぺい)三法(さんぽう)とは

本間宗久

・現在の山形県酒田市(当時は出羽庄内)出身の米商人。

・酒田、大阪、江戸での米の商いで莫大な富を得た。

・酒田を出た本間久作は江戸で米相場の投機を行うが、うまく行かずに大失敗し破産した。

ここで本間宗久は引き下がらなかった!

失意の中で  帰郷した本間久作はもう一度体勢を立て直します。立て直しがうまくいくと「天下の台所」と呼ばれ  江戸以上に大きな市場であった大坂に行きます。そこで米相場の大勝負を行う。この時本間久作は江戸での  失敗を活かし大坂の米相場の動きを的確に読み、大きな利益を得て大成功しました。その後本間久作は「出羽の天狗」と周囲から称されたそうです。

本間宗久が米相場で大成功したのはわかったけど、ローソク足と同関係があるの?

いい質問です!ローソク足でまさか歴史の話を聞かされるなんてと

思ったかもしれないです。ローソク足の基本で少し出てきた江戸時代に

考えられたというのがまさにこの話です。

本間宗久はローソク足を考えた人物なのです!

この人がローソク足を考えたんだ。そんなすごい人なんだね。

江戸時代から現在までその方法は受け継がれ、いまだに輝きを保ってます。

今では奥義と言われることもあります。

これが奥義。なんかすごそう!

ではここからは具体的にその奥義と呼ばれる酒田五法とは何かを解説していきます。

酒田五法

本間宗久が考えたもので、名前の由来は出身地からとりました。テクニカル分析の基本で5種類の分析方法を 用いてトレンドを予想する手法です。

5種類の分析方法

三山(さんぜん)

天井圏で三山とは三尊とも言われており、トリプルトップと同じです。 底値圏では逆三山、逆三尊と言われておりトリプルボトムと同じです。 トリプルトップ、トリプルボトムが何かをこのブログ内の別の記事で解説しているのでボタンをクリックして参考にしてください。

三川(さんせん)

ローソク足3本の組み合わせからトレンドを予想するもので、組み合わせの真ん中のローソク足が短い事から という字に似ており、三川と呼ばれています。 5つの分析方法の中で一番ローソク足のパターンが多いものです。代表例を紹介します。

下降相場の底値圏に現れ上昇相場にトレンド転換します。

買いのサインです。

上昇相場の天井圏で現れ下降相場にトレンド転換します。

売りのサインです。

2本目の足が陽線であり、長い下ヒゲが付いた場合に成立します。

明けの明星より反発が強いことを示唆しており、トレンド転換の確定が強まります。

買いのサインです。

見方や意味は明けの流れ星と一緒です。

宵の明星より強いものです。

売りのサインです。

2つ目の足が十字だった場合に成立します。

明けの○○の中で最も完全形と言われており出現数は少ないです。ヒゲが長い方がいいとされています。

買いのサインです。

見た目は明けの十字星の逆のものです。明けの○○の中で最も完全形と言われており出現数は少なく、ヒゲが長い方がいいとされているというのは同じです。

売りのサインです。

三空(さんくう)

窓が同じ方向に連続して3つできることです。 窓とは、ローソク足とローソク足に空間ができることです。向かっている方向に勢いが強い時に出ることが多いです。

底値圏で4本連続の陰線が現れ、その間すべてに窓が開く状態を三空叩き込み(さんくうたたきこみ)と言います。

4本目が陰線で確定した後、買いサインです。

三空叩き込みの反対に天井圏で陽線が4本連続し、その全てに窓が開いた状態を三空踏み上げ(さんくうふみあげ)と言います。

4本目が陽線で確定した後、売りサインになります。

三兵(さんぺい)

陰線や陽線が続けて3本並んだ状態です。 窓が開く必要がある等の条件はありませんので、三空に比べて使える機会が多く、基本となってきます。

代表例   

この陽線が続いて3本並んだ状態が出たら基本は順張りで買いのサインです。

注)高値圏で出た場合はすでに上がりきっている可能性もある為、エントリーは見送りましょう。

赤三兵でも、長めの上ヒゲが付いていたら注意しましょう。

2本目や3本目の陽線に上ヒゲがある状態だと、赤三兵の意味が変わってしまいます。この状態を赤三兵の先詰まりと言います。

これは売りのサインです。

見方は赤三兵と一緒です。こちらは陰線が3つ並んだ場合です。

注)底値圏ででた場合は下がり切っている可能性がある為、エントリーを見送りましょう。

黒三兵も長めのヒゲがついていたら注意しましょう。

2本目や3本目の陰線に長い下ヒゲがある状態だと、黒三兵の意味が変わってきます。この状態をこの状態を黒三兵の先詰まりと言います。

これは買いのサインです。

三法(さんぽう)

止まっている時は成り行きを静かに見守り動き出したらそれに乗るという順張りです。

相場の方向性の起点を掴む三法では、合計5本のローソク足が判断材料になります。 まず前提となるのが、相場の動きが止まってレンジ相場になっていることです。 大陰線か大陽線が現れ、逆方向に小さな陰線や陽線が3本続き最後に再び逆方向に大陰線か大陽線が伸び、1本目終値を超える勢いになると三法が成立します。

相場の動きが止まりレンジ相場になっていること

レンジ相場から高値に抜ける時の状態で、さらに上昇します。

1本目で大陽線が発生し、3本の短い足が続いて小さく反発します。1本目の始値を超えるまでには届かず再び反発し、前の3本を追い抜く大陽線が出たら上げ三法です。

これは買いのサインです。

レンジ相場から安値に抜ける時の状態で、さらに下落します。

1本目で大陰線が発生し、3本の短い足が続いて小さく反発します。1本目の始値には届かず再び反発し、前の3本を追い抜く大陰線が出たら、下げ三法です。

これは売りのサインです。

まとめ

ここでは酒田五法について紹介しました。三山(さんぜん)三川(さんせん)三空(さんくう) 三兵(さんぺい)三法(さんぽう)とは何かということを抑え、今後のチャート分析に活かしましょう。 江戸時代で考えられたものが現在もこうして使われているということはそれだけチャート分析に有効だと 言えます。 実際にSNSやネット上では「勉強してよかった」「勉強するべき」等の声が多く見られます。 初心者の方で何から勉強しようか迷った際には酒田五法を深めていくのも1つです。 今後のチャート分析に活かしていきましょう。

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