移動平均線を使いこなして相場の流れを予測しよう!

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移動平均線とは?

移動平均線…聞いたことはあるかも!

でも、詳しくはわからないなぁ。

移動平均線は、テクニカル分析の中で最も有名な分析手法と言っていいでしょう。

1本もしくは複数のラインと組み合わせることで相場の状況を認識できるだけでなく売買のタインミングを知ることができます。しっかり覚えていきましょう!

・移動平均線から読み取れること

・移動平均線の種類

・移動平均線の見方

・売買のサイン

では具体的に移動平均線がどのよなものか説明していきます。

移動平均線は、一定期間における終値の平均値の変化をチャート上にグラフで表したものを指します。

ラインチャートのように滑らかな線で表現されます。

英語では「MovingAverage」と呼ばれ、50MA・100MAのような使い方をします。

詳しくは後ほど解説します。

移動平均線から読み取れる情報

移動平均線では、過去〜現在の相場が上昇傾向にあるのか、あるいは下落傾向にあるのかというトレンドを把握しやすくトレンドの勢いなどチャート上に可視化することができます。

また、移動平均線は算出期間での平均価格を表しているため移動平均線の水準よりも価格が上がったり下がったりすると投資家が保有しているポジションが含み益から含み損に変わったり、逆に含み損が含み益に変わったりする水準として捉えることもできます。

そして最も重要なポイントとして複数の異なる移動平均線の組み合わせやローソク足との組み合わせによって売買のシグナルとして利用できるという点があります。

移動平均線の種類

移動平均線は計算する期間の長さ計算方法によって種類が分けられます。

まず、期間が短いものから短期線・中期線・長期線となります。

短期線の特徴は、値動きに敏感に反応するということです。一方で、突発的な動きにも左右されてしまうため大きな方向性を捉えにくくダマシも多くなる傾向にあります。

それに対して長期線は、グラフの変動が緩やかになり大きな方向性を捉えやすくなります。ただし、短期的な値動きを捉えられず現在の値段との乖離が大きくなってしまう傾向があります。

そのため複数の期間の移動平均線を併用して分析を行っていきます。

もう1つの分け方として計算方法の違いがあります。

単純移動平均(SMA)や加重平均線(WMA)、指数平均線(EMA)などがありますが、一般的に使用されるのは単純移動平均なのでここでは単純移動平均の計算方法について触れておきます。

単純移動平均は、設定期間nに対して

{直近の足の終値+1つ前の足の終値+2つ前の足の終値+・・・+(n-1)前の足の終値}÷n

で表されます。

たとえば、1時間足で見た時の5時間移動平均線は

(直近の1時間足の終値+1時間前の終値+2時間前の終値+3時間前の終値+4時間前の終値)÷5時間

となります。

移動平均線の見方

向き角度

向き上向きの場合は上昇トレンドを表し、下向きの場合は下降トレンドを表しています。どちらとも言えない場合はもみあいのレンジ相場と言えます。

角度上向、下向きの角度が急であればあるほど勢いが強くトレンドが継続する可能性が高いことを示しています。

もう1つのポイントとして現在の価格が移動平均線の上にあるか下にあるかを確認しましょう。

上側にあるときは買いの勢いが強い状況で、価格が下がった時に移動平均線がサポートになるかに注目しましょう。

サポートとなり反発した場合は買いのサインと捉えて良いでしょう。

逆に移動平均線の下に現在の価格がある場合は売りの勢いが強い状況で価格が上がった時に移動平均線がレジスタンスとなるのかに注目しましょう。

レジスタンスとなり反発した場合には売りのサインと捉えて良いでしょう。

エントリーサイン

期間の異なる移動平均線を複数組み合わせることで、トレンドをつかむことができエントリーのサインとして利用することができます。

移動平均線の組み合わせはで一般的なものは、短期線と長期線の組み合わせ、短期線と中期線の組み合わせです。

具体的な期間としては、5日線と25日線、13週線と26週線などです。

ゴールデンクロスデッドクロス

ゴールデンクロスは短期線が長期線を下から上へ突き抜ける状態のことを指します。上昇トレンドを表し、買いのシグナルとなります。相場の流れが下降から上昇へ変わったことを示しています。

デッドクロスは短期線が長期線を上から下へ突き抜ける状態のことを指します。下降トレンド入りを表し、売りのシグナルとなります。相場の流れが上昇から下降へ変わったことを示しています。

まとめ

移動平均線を使えるようになることで、分析手法の幅は一気に広がります。

今の相場がどういう状態なのか、上昇下降どちらのトレンドが発生しているのかあるいはレンジ相場なのかといった相場の環境認識だけでなく、エントリーサインとして活用することができるためです。

そして移動平均線は、MACDや他のテクニカル指標と併せて活用することでさらに分析の質が上がっていきます。

ぜひマスターしトレードの勝率を飛躍的に上げるきっかけにしましょう!

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